目標株価とレーティング、アナリスト予想の読みかた
SIGNALの財務・市場評価の材料には、目標株価との乖離や、市場のレーティングが含まれています。どちらも、証券会社などのアナリストが出している予想です。何を表していて、どこに気をつけて読めばよいのかを説明します。
目標株価は、アナリストの見積もり
目標株価は、企業の業績見通しなどをもとに、アナリストが「今後、この程度の株価になりうる」と見積もった価格です。多くは、半年から1年ほど先を想定して出されます。あくまで予想であって、その価格になることが決まっているわけではありません。
目標株価は、どうやって決まるのか
アナリストは、企業の決算や業績予想、同じ業種の会社との比較などをもとに、将来の利益を見積もります。そのうえで、その利益に見合うと考える倍率をかけて、目標株価を出すことが多いとされています。どんな前提で見積もったかは会社やアナリストごとに違うため、同じ銘柄でも目標株価がそろわないことがあります。
乖離は、いまの株価との差
目標株価との乖離は、いまの株価と目標株価の差のことです。たとえば、現在の株価が1,000円で、目標株価が1,200円なら、目標は現在より20%上にあります。アナリストは、そこまでの余地があると見ている、という読みかたになります。目標株価が現在の株価より低ければ、その反対です。
レーティングは、投資判断の段階づけ
レーティングは、アナリストがその銘柄をどう見ているかを、いくつかの段階で表したものです。強気、中立、弱気のような3段階から、5段階まで、証券会社によって形式が違います。呼びかたも、買い・中立・売りだったり、別の言葉だったりと、統一されていません。同じ「中立」でも、会社が違えば、意味合いが少し変わることがあります。
読むときに気をつけたいこと
- アナリストの予想は、外れることがある
- 出された時期が古いと、いまの状況に合っていないことがある
- 同じ銘柄でも、アナリストによって見解が割れていることがある
- 業績の見直しに合わせて、目標株価は引き上げられたり、引き下げられたりする
後追いになりやすい面もある
業績が良くなったことを受けて、目標株価が引き上げられる、という順番になることも多くあります。株価がすでに動いたあとで、目標株価が変わることも珍しくありません。目標株価やレーティングの変更は、動きを先取りするものではなく、動いたあとの確認として見るほうが安全な場合もあります。
材料のひとつとして使う
目標株価もレーティングも、その銘柄を見るための材料のひとつです。テクニカルな値動きや、財務の数字、決算の予定などと並べて、食い違っているところ、そろっているところを見ます。アナリストの見解だからといって、そのまま結論にはしないでください。売買の判断と結果は、ご自身の責任でお願いします。
掲載している内容は一般的な情報であり、特定の銘柄の売買をすすめるものではありません。最終的な判断と結果は、ご自身の責任でお願いします。